第三回 法人と個人

皆さんこんにちは!

監査職員の田村光です。長く続く真夏の暑さに負けないよう、体調管理には十分気を付けて過ごしましょう。

今回は第三回目、ということで法人と個人について

個人事業主と法人の定義

個人事業主は、個人が自身のスキルやアイデアに基づいてビジネスを行う形態です。

一人で経営し、税金などの責任を個人で負います。イラストレーター、アーティストなど例として挙がります。特定の芸能人は事務所(法人)などに所属せず個人として活動し納税をしていたりします。

法人は、法的な実体として独立したビジネス形態です。

複数の出資者や株主が関与し、法人としての法的地位を持ちます。○○株式会社、一般社団法人○○、NPO法人○○などはこちらに該当します

個人事業主と法人の違いについて

  1. 法的存在と責任
  2. 税金と会計
  3. 信用度、認知度
  4. 資本、出資者

などが挙げられます。

1.法的存在と責任

法人は、法的な実体として独立したビジネス形態であり、個人とは別に会社として存在しています。法律上の権利と責任を持ちます。個人事業主とは異なり法的責任を負います。つまり、法人が借金をしても、出資者である株主や経営者個人が直接責任を負うことはありません。出資者や株主の資産は保護されます。

個人事業主はビジネス=個人と一体化しているため個人の資産にも影響が及びます。

2.税金と会計

個人事業主は、所得税・住民税の納税が必要です。

法人は、法人税・住民税・法人事業税の納税が必要です。また、消費税の納税も必要です。会計処理についても、個人事業主と比較して複雑な場合があります。

3.信用度、責任

法人は、独立した法的実体として存在するため、個人事業主よりも信用度が高く、取引先からの信頼も厚い傾向にあります。また、法人としての責任を負うため、取引先にはより安心感を与えることができます。

一方、個人事業主は、個人が経営しているため、信用度が低いという側面があります。また、個人が責任を負うため、個人の信用度に直結することになります。

4.資本、出資者

法人は、出資者が複数いる場合があります。その場合、出資者が出資した金額に応じて、株式等の形式で出資者に対して権利を付与することができます。この場合、出資者は、出資した金額以上の責任を負うことはありません。

個人事業主は、自己資金でビジネスを行う形態が一般的です。出資者がいないため、自己資金が必要です。資金調達が法人と違い限られています。

それぞれビジネスの性質や目標、資金、メリットとデメリットについてしっかり見極めて検討する必要があります。ちなみに個人が法人成りすると良いとされている利益の目安は800万円とされています。

今回は個人事業主と法人の違いについて説明させていただきました。

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ではまた次回にお会いしましょう!!!

画像提供 かわいいフリー素材集 いらすとや (irasutoya.com)